フリーBGM #113 「smoky planet」を公開しました。
探索、怪しい、ダークな雰囲気の楽曲です。
試聴・DLリンク
フリーBGM素材 『smoky planet』 試聴ページ|フリーBGM DOVA-SYNDROME
編曲Tips
コード・スケール
「smoky planet」はかなり前に作った曲で、今回改めてリテイクをしました。当時は理論ではなく、音の感覚で制作していたので(今もたまにやりますが)、なかなか独特な音使いとなっています。聞いてみても、不思議な響きの楽曲だと思います。
あえてコード進行をつけるなら、「Cm▶G♭(F♯)」というコードを行ったり来たりしています。構成音的には、「Cm▶E♭m7」と捉えることもできますが、今回はチューバのベース音がF♯でしたので、前者で解釈します。
一見、よくわからないコード進行ですが、実は親戚である「C▶G♭(F♯)」という進行はそれなりに使われています。CとG♭は、(五度圏上)もっとも遠い位置にある音なのですが、不思議と相性が良いんです。あまり歌もので使われる進行ではないですが、BGMとして耳にすることが多々あります。
スケールも探ってみたのですが、一番しっくり来るものはCから始まるロクリアン・スケールでした。マイナースケールを基本に、2度、5度の音も半音低くなるスケールで、構成音は「C / D♭ / E♭ / F / G♭ / A♭ / B♭」となります。
通常、ロクリアンスケールは曲の一部、「〜m7♭5」の箇所とか、「〜7(♯9, ♯11, ♭13)」の箇所とか、つまり変なところ(笑)で、変化球的に使えるスケールですが、この曲ではほぼ通してこのスケールを用いています。たぶん。
ロクリアンスケールは僕自身不慣れであまり使いこなせていないので、まだ研究を重ねていきたいところです。
拍子も少しばかり珍しい、6(4+2)拍子を使っています。