信頼できる、フリーランス作曲家のプロフィール設定を考えてみる

ハヤシユウ(@884yuu)です。先日、CMで音楽を使ってもらった際にも思ったのですが、プロフィールの充実はやはり信用につながりますね。依頼をいただくにも信用を得ることが第一ですので、今日はプロフィール設定について考えてみます。 個人的にも模索している段階ですので、より良いアドバイスがありましたら、ぜひ教えていただけると嬉しいです。

名前・アイコン

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一番信用できるのは、本名+本人写真 でしょうか。僕の「ハヤシユウ」という名前は本名ではありませんが、本名(Kobayashi Yuta)の真ん中2文字をとっています。

他にも、会社のような名前―たとえば、「XX サウンドワークス」「XX ミュージック」のような名前も、なんとなくしっかりとした信頼感があります。

いずれにしろ、「読みやすい」「書きやすい」「覚えやすい」がポイントになってくると思います。アイコンも奇抜なものを避けて、デザインは小さくても視認性のあるものが良いと思います。自分ではよくわかっているアイコンのデザインでも、サイトによってはキュッと縮小されてしまうこともあります。

僕のアイコンは自分自身をイメージして書いていただきました。「ふわふわ」「中性的」「楽しい」「かわいい」のようなイメージで書いてもらったと思います。音楽ともリンクしているのでお気に入りのアイコンです。

生年月日・性別

僕はまだ23歳で、正直に書いてしまうと若造だと思われるのではないか・・・という不安も抱えつつ載せているのですが、今のところ特にマイナスな影響はないようです。性別に関しては、データが無いのではっきりとはいえませんが、男性優位とか女性優位とかそういうのはなさそう。

この項目は「正直に書く」こと自体が信用につながるのだと思います。生年月日非公開でもやりとりに何の問題もありませんが、公開している方が信用できます。特にネットのやり取りでは相手の顔も分からない中、情報は多ければ多いほど良いと思います。

出身

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意外とよくあるのが、同郷の方からの使用報告メールです。「追伸:私も新潟県で働いております。同郷として応援しております。」のようなメッセージを頂くこともあります。地元が一緒だとそれだけで一気に仲良くなれるので、これは特別な事情がない限り書いておくべきだと思います。(東京に出てきた、みたいな人も出身を書いておくと良いと思います!)

また、地方の仕事も、できれば地元の人に頼みたいというところが多いみたいです。以前。新潟の自然を歌う楽曲の依頼をいただいたときは、『「新潟 作曲家」で検索したんですよ』ということをおっしゃっていました。

得意なジャンル・曲調

依頼者としてはせっかく頼むであれば何でも屋さんより専門家に頼みたいところです。「なんでも作曲します」より「○○が得意です」と書いておいたほうが良いでしょう。

もちろん、たくさんの曲をアップロードしていれば依頼者さんとしても作曲者の味は見えてくるかと思いますが、メッセージがあるとより説得力が増します。

僕は以前ジャンルで書いていたのですが、今は「ポップで可愛い曲」が得意としています。ジャンルは好き嫌いなくなんでも作ってしまうので、雰囲気で書いてみました。(しいて言えば重いロックやメタル等は苦手なのですが、わざわざそれをプロフィールに書く必要はないかと思います。)

依頼者さんもデモを聴き込んでいてくれるので、あまり細かく書く必要はない感じがします。受け取る感想は人によって違うので。

文章・文体

信頼される文章で言えば、やっぱり「文語(書き言葉)」・「敬体(ですます調)」ではないでしょうか。特に企業さんが相手の場合は、おかしな文章を使っている個人クリエイターに依頼をする、ということは信頼の面で難しいと思います。

多少文法や言葉に間違いがあっても、その人の性格って文章ににじみ出るもので、丁寧に書いていればあまり問題はないと思います。

ただ、あまり堅苦しい文章にしてしまうと、信頼がアップしても頼みづらいという弊害が出てくることもあるので、柔らかい文章とバランスを見て調整するといいかと思います。

実績紹介

個人的に、実績紹介は「楽曲のクオリティ」よりも、「この人はちゃんと仕事ができるのか?」という人間性の指標になると思っています。クオリティはデモ楽曲を聞けばわかりますから。

ということで、双方向でやりとりが必要な新規製作の実績があると、依頼者も安心するのではないかと思います。 あとは単純に数があると「すごい人」っぽい雰囲気を出せます。

特に実績として説得力があると感じるのは、このあたり。

  • メジャー流通アーティストの楽曲制作
  • TVCM・TV番組・ラジオでの使用
  • アプリ・ゲームでの使用
  • 劇伴での使用

「劇伴での使用」は地元の劇団などに逆アプローチをしてみて、数曲作らせてもらうと良いかもしれません。 僕も最近の主な実績を、カテゴリー:「制作」でまとめていますので、よかったらご覧ください。

制作 | ハヤシユウ official web site

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