こんにちは。ハヤシユウ(@884yuu)です。今日は、バンドマンやアーティストが物販で売っていたら面白いだろうな!と思うグッズをいくつか考えてみました。ピンとくるものがあったら是非試してみてください!僕も思いついたらどんどん追記していこうと思います。
オリジナルCD
アーティストといえば、オリジナル曲。物販といえば、CD。音楽をやっている者なら誰しも憧れるオリジナルCD。堂々のグッズ第一位です。
皆さんもご存知かと思いますが、オリジナルCDには「コピーCD」と「プレスCD」があります。
「コピーCD」は自宅のPCなんかで一枚ずつ気軽に焼けるもの。ケースとブランクディスクを買って、ジャケットも自分で印刷します。
「プレスCD」は業者に頼んで、スタンパーと呼ばれる精密な型で量産するもの。一般的に、流通しているCDは「プレス」のもので、品質が高く、レーベル印刷なども行ってくれるため、プロっぽい仕上がりとなります。
カセットテープ
最近、アナログのレコードやカセットテープの人気がじわじわと上昇中です。
あえてCDではないメディアに音楽を封じ込めるのも面白いのではないでしょうか。
以下リンクは音楽ではなく、おじいちゃんやおばあちゃんの生きる声を録音したメディアですが、デザインや売り方など参考になる点が多いと思います。
ステッカー
単価が安く、オリジナルグッズとして作りやすいステッカー。販売価格も安く出来るため、お客さんも気軽に買ってくれやすいのが特徴です。音楽のかっこよさももちろんですが、デザイン次第で売れ行きが大きく変わるため、普遍的に人気の有りそうなデザインだと良い(ゆるくてかわいいものとか、バンドのロゴだとか)と思います。
最初に書き忘れていましたが、グッズを作る前にバンドのロゴや全体のデザインを統一しておけるといいですね。
缶バッジ
こちらも単価が安く作りやすいグッズで、一つ30~50円程度で発注できます。販売価格を200~300円程度にすれば、利益もなかなか大きくなる、グッズの中核です。缶バッジは購入したファンのみなさんが実際につけてくれるので、宣伝材料としてもグッドです。
ピック
ピックはよく無くしますし、消耗もするので、自分(バンドメンバー)用に発注するというのもいいですね。多めに発注して、利用するものと物販するものに分けて使っていくといいかもしれません。単価は100~200円程度。
リストバンド(ラバー)
単価は少し高め。小ロットだと500円くらい、1000個~だと100円くらい。リストバンドはロック好きなお客さんはなぜだか好きなアイテムですが、こちらは値段が高く発注のリスクも大きいため、少し考えものでしょうか。
物販としても機能しますが、集客が見込めるライブイベントやフェスなんかの、参加者プレゼントなんかにもいいかもしれません。
タオル
更に単価は高くなりますが、やはりライブグッズとして人気のある商品。この辺まで来ると、アマチュアには少し厳しいお値段です。単価は一般的なフェイスタオルで一枚2000円程度、大量生産では500円ほど。
もし作るとしたら、100枚位作って、1枚1500円くらいで売るのがいいのかな。タオルは今までのアイテムに比べて印刷面が大きいので、かっこよくロゴやキャラクターを印刷できます。
Tシャツ
Tシャツはこれまで紹介してきたアイテムの中でも特にオススメなアイテム。業者に発注の場合、単価は高くなってしまいますが、リターンはなかなか大きいと思います。
Tシャツを着ることで「歩く広告塔」になれます。オススメは「インクジェット印刷」ではなく、「シルクスクリーン印刷」です。使える色は少ないのですが、色落ちせず、高品質な印刷ができます(原理はコピーCDとプレスCDに似ています)。
DIYで安く制作したい!という方向けに、シルクスクリーンでTシャツを作った記事を書いてみましたので、参考にしてください。
https://884yuu.com/archives/468
スコア
スコアって、有名なアーティストならだいたい楽器屋さんに並んでいますよね。それをオリジナルバンドで作っていたら面白くないですか?「あのバンド、物販でスコア売ってる!すげー!」とツイートされること間違いなし。
バンドの曲作りは、コード決めて、メロディー決めて、あと適当に合わせましょう!みたいなパターンが多いと思うのですが、きっちりとフレーズを決めて、スコアに起こしてみるのは、勉強としてもすごくいいと思います。
スコアがあることによって、コピーしてくれる人が増えたり、脱退や加入でメンバーが入れ替わったときにもスムーズに演奏ができたり、いいことづくしのような気がします。 バンドの中に、かっこいいアレンジが出来る人、スコア制作ソフトが扱える人がいるといいですね。
バンドマンの書く音楽理論書
本関係で行くともう一つ、音楽理論書を売るのもありかなと思います。別に、立派なものじゃなくていいんです。立派なものはすでに書店で売っていますから。
以前、実際に音楽理論書を販売しているネラルトさん(@MusicTheoryNera)が、「CDより本のほうがよく売れている」なんてつぶやいていて、面白いなと思いました。
マンガ
なんでもアリになってきましたね。バンドマンなのに、なぜか絵が上手い人、いがち。その才能をどんどん活かしましょう。
こちらも、立派なものではなくていいと思います。4コマまんがを10ページ分くらい書いて、100円で販売するとか。もしくは、CDのおまけにして、付加価値をつけるとか。ルーズリーフとかじゃなくて、小さくてもちゃんと製本してあるとやっぱりグッズっぽくて素敵です。
以前、東京で「POLTA」さんというバンドのライブを見たときに、マンガをCDにつけていて、なるほど!と思った次第です。
升
バンドマンはお酒が好き。升にバンドロゴを印刷して販売しましょう。単価も500円程度と、けっこう安いです。
A4サイズの袋
ライブハウスに行くと、入場するときにたくさんフライヤー(チラシ)をもらっちゃいますよね。もちろん、断ることも出来るんですけど、気になる情報があるのも事実で、ついついもらってしまいます。ちょうどいいかばんを持っていればいいものの、「今日は身軽で来たかったから、何も入れるものがない!」というときに、袋があると助かります。
たとえば、ライブハウス側にロゴの入った袋をプレゼントして、チラシと一緒に渡してもらう、というようなことをすると、大きな宣伝になりそうです。
地域の印刷屋さんに色々相談してみよう
最近はインターネット上でなんでも発注できるようになっていますが、もし自分でオリジナルのグッズを作りたい!という場合は、柔軟に話を聞いてくれそうな印刷屋さんに一回相談してみるのもいいですね。 新潟だとこの辺が柔軟に対応してくれそうです。
技能を活かしてみよう
マンガや理論書に関しては、その人が持つ技能を活かした物販グッズといえます。音楽に限らずとも、バンドメンバーにある技能を持った人がいれば、その技能を売りに出すのも良いでしょう。
コーヒーが好きな人がいれば、オリジナルのブレンド豆を売ってみるとか、裁縫が得意な人がいれば小さな人形を売ってみるとか、パズル制作が得意な人がいればパズルブックを作ってみるとか。
ライブだけで利益を得るのが難しい昨今、グッズの展開でいかにお金を生むか考えるのも、活動の上で大切なことになってくるのではないでしょうか。