バースデイライブで試したいくつかのこと:ライブで自分もお客さんも満足させるために

昨年4月16日、自身のバースデイライブを開催したのですが、そのことについてあっさりと(しかも別ブログで)しか書いてなかったので、活動報告も兼ねて、こちらでどんなことをしたのか、書き連ねてみます。自分で言うのも何ですが、ライブのヒントになることがたくさんあるのではないかと思います。

目次というかまとめ

  • 「自分を主役にする」・・・奏者の楽しさは、お客さんに伝わる
  • 「ツッコミどころを作る」・・・思わず人に教えたくなる
  • 「曲に仕掛けを作る」・・・技術がなくても興味を引ける
  • 「ホームの雰囲気を作る」・・・お客さんと仲良くなっておく
  • 「MC台本を作る」・・・緊張しない、迷わない

自分を主役にする

バースデイライブなので、当たり前といえば当たり前なんですが、自分を主役にしました。お客さんを楽しませるのではなく、自分が楽しく、気持ちよくなることを主軸に、内容を考えていきました。

僕の個人的な思いなんですが、ライブって圧倒的な演奏を見るのも楽しいんですけど、奏者が楽しそうにしていることが実は一番嬉しかったりします。ゆずのPVとかそんな感じじゃないですか(演奏うまいけど)。楽しそうにライブをしていると、お客さんにもそれが伝わって、結果的に総幸福量が増えると思っています。

ツッコミどころを作る

そもそもこのバースデイライブ、全然バースデイ(3月16日)の時期にやってないんです。誕生日の前後は2週間の長期旅行に行っていて、結局開催は1ヶ月後の4月16日となりました。facebookのイベントページにも誕生日でもないのにバースデイライブやります!と書いていたのですが、意外と本当にこの日がバースデイだと思いこんでいた人も多数いました。笑

他にも、イベントポスターを大げさにしてみたり。

イベントポスター

イベントポスター

 

音楽の歴史が、また大きく変わろうとしている。 ー歴史の証人になるのはあなただ。

んなわけあるかーーいいwwwwwww(ってツッコミ待ちだったけど普通にスルーされました。)

ツッコミどころを作ると、人に教えたくなったり、SNSでシェアしたくなったり、発信したくなります。

曲に仕掛けを作る

ワンノートサンバ(One Note Samba)という曲をご存知でしょうか?ワンノートは「一つの音」という意味ですが、メインのモチーフがが一つの音(実際には二つ使っているけど)で演奏される楽曲です。遊び心のある楽曲ですね。

僕も完全にワンノートで演奏できる楽曲を作って、ライブで披露しました。バイオリンでずっと「ソ」の音弾いてたんですけど、ワンノートなので下手くそでも大丈夫です。その曲の前に「この曲はソだけで演奏できるんですよ~(テヘ」と喋れば、編曲の凄さが伝わります。きっと。

どんな曲なのか気になる方は、こちらから聞く(&使う)ことができますよ。

フリーBGM素材 『Take the 5th』 試聴ページ|フリーBGM DOVA-SYNDROME

他には、ラジオ体操第一を、クラシックを弾いてるかのようにめちゃくちゃエモーショナルに弾いてみたり。これもアイディアはパクリオマージュですけど。ネットで有名になっていたので、ネタ元を見たことがある人もいるのではないでしょうか。これです↓

ただパクったオマっただけではなく、僕はかっこいいスーツを着るという付加価値をつけました。

他にも、同期音源(演奏と一緒に流れる音楽トラックのこと)で途中からドラムが入ってくるようにしたり。

弾き語りだけだと音が寂しいので、同期も一緒に流しちゃいます。途中から入ってきてぴったりタイミングが合うと、けっこうみんな驚いてました。僕はイヤホンでクリックを聞きながら演奏。DTMやってるからこそできる拡張技ですね。

演奏に圧倒的な技術がなくても、こういう面白い仕掛けを入れることで、お客さんの興味を引くことができます。お試しあれ。

ホームの雰囲気を作る

ライブを成功させるコツってご存知ですか。僕がお教えしましょう。ライブ会場を「ホーム」にすればいいんです。つまり、お客さん全員が、演奏者を好きでいる、という状態です。一般的に、ライブハウスで対バンっていうと、演奏者を知らないお客さんも多いので、どうしても「アウェイ」な空気感が流れてしまい、会場の雰囲気が固くなってしまいます。それを、いかに「ホーム」にするか。

今回は僕のワンマンライブで、しかもバースデイなので、そもそも始まりが「ホーム」っぽくはあるのですが、全く知らない人やめっちゃ久しぶりの人も駆けつけてくれました。そこで、夜のライブの前に、夕方からBBQを始めることで、これからライブを見てくれるお客さんと仲良くなっておき、会場を「ホーム」にするという作戦を実行しました。

この項目は、けっこう応用効くと思います。ライブやりにくいな、と思っている人は、ぜひお客さんと仲良くなる・話す方法を模索してみてください。みんな、演奏を見たいというのもあるんですが、コミュニケーションを欲しがっているのです。

MC台本を作る

僕、アドリブで喋るのが苦手なので、苦手分野はどんどん消していこうということでMCについては台本を書きました。A4ぎっしり2枚。ちょうどこの記事の分量くらいはあったんじゃないでしょうか。それを見ながら喋っていることさえも、冒頭でもうネタにしてしまうんです。

「譜面台を見ていると落ち着くので、今日はこのスタイルで喋りますね。別に、カンペとか見ているわけじゃないんですよ!笑」

という具合に。

ネタにしてしまえば、MC台本をチラチラ見てもそれが逆に笑いになる。しかも自分は迷いなく喋れるという、一石二鳥な技です。

箇条書きで喋ることを決めておく、というレベルではなく、自分の話し言葉ですべての文章を書きました。テーマを箇条書きにしておくと、内容自体は迷いませんが、それをどう展開するか、いざというときに戸惑ってしまうのです。

慣れてないうちは文章をすべて作るのが良いのではないかと思います。

途中で講座を挟む(ためになる話をする)

お客さんの立場に立ってみると、正直ずっと曲を聞いてるのって退屈なんです。それが自分の好きな音楽で、演奏技術も高ければ別ですが、だいたい惰性で見ています。そこをなんとか打破したいな、と思って、プチ講座を台本に盛り込んでみました。このときは「はやしゆう」名義でライブをしたんですが、作曲とアーティストのときで表記を変えているアーティストの話とか、前述の「ソ」だけの曲がどうして成り立つとか(マジックで言う種明かしみたいな感覚でしょうか)。

ところで、ライブって「曲→MC→曲→MC→・・・」みたいな流れが多いんですね。ミュージシャンは音楽が仕事なのに、喋りまで要求される。けっこう酷なことです。別に、曲だけを淡々とやっていてもいいと思うんです。「曲→曲→曲→曲→・・・」実際にこういうアーティストもいます。

ただ、MCを挟むなら、どうせならそのMCも面白く聞けるものにしたい。講座も面白いと思うし、他には漫才と親和性高いと思うんですよね。今度のライブは漫才まがいのMCをやってみようかなと思います。思っているだけで、また気分が変わるかもしれないけど。

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著者プロフィール

Yuta Kobayashi

「ハヤシユウ」名義で活動しています。

作編曲家。1993年長岡市生まれ、現在は新潟市と長岡市のハイブリッド居住生活。かわいくてポップな音楽を作っています。

2015年からは不定期でライブ活動も行っています。 音楽メディア「NIIGATA MUSIC POST」運営。 将来は新潟に音楽図書室・ライブハウスを作ることが目標。

詳しいプロフィールはこちらから。

PROFILE | ハヤシユウ official web site
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