HowTo本で効率的に知識を吸収する方法(音楽理論書の場合)

何かしらの知識を身に着けたいとき、本を読んで学習することが多いと思います。プログラミング、イラスト、英語、マーケティング、なんでもそうですが、今はわかりやすいHowTo本がたくさん出ていてありがたいですね。

今回は音楽理論書を効率的に読む方法を書いてみますが、どのジャンルの本にも通用する方法だと思うので、ぜひ試してみてください。(なんなら、このブログの読み方にも通用します笑)

1. 眺める(全体像をつかむ)

何ごとにおいても、まずは全体のイメージをつかむ、というのが大切です。家の形を知らずに、家を建てることはできません。

HowTo本は親切なので、頭から順番に読んだらすっと入ってくるように書かれていますが、それでも頭から順番に読み進めることはしちゃいけません。

まずは、各章のタイトルや、図、太字のところなどを、なんとなく斜め読みしてみてください。10分くらいで最後まで読み切るイメージです。

この本で何を学べるのか?何ができるようになるのか?何をしたいのか?ということを、なんとなく頭に入れましょう。これがあるかないかで、普通に読んだときの理解度が桁違いに変わってきます。

2. 普通に読む

全体を眺めたら、次は普通に読みます。

ここでの注意点はあまりありませんが、しいて言えば、わからないことがあってもあまり気にしないでください。やさしいHowTo本と言えども、初心者にとっては難しい言葉や、まだ理解できない概念がいくつかでてきます。そこは無理に理解しようとせず、どんどん次へ読み進めてみてください。

これは人のペースによりけりですが、2〜3時間で読み切るイメージです。

3. 実践しながら読む

次に、実践しながら時間をかけてゆっくり読んでいきます

音楽理論書の場合は、図が出てくる度に逐一音を出して確かめます。音楽理論書の説明はピアノベースで行われていることが多いので、ピアノかキーボードが手元にあると良いでしょう。パソコンで音を出しながら打ち込むのもいいですが、ピアノで音を出したほうがピアノの練習にもなって一石二鳥です。

音を確かめながら読み進めることで、理解は確実に深まります。

こちらも人のペースによりますが、3日〜2週間くらいかけて一冊なぞるイメージ。

4. 本を閉じる

次に、本での勉強をやめます。3番の「実践しながら読む」までやっても理解できなかったところは、現状、何回読んでも理解するのが難しいところです。そこは諦めて本を閉じます。

その間も、色々な曲を聞いたり、演奏したり、作ったり、ということを続けます。とにかく、音を「聞いて覚える」ことに注力します。

また、他のHowTo本も参考にしてみます。同じことでも、違う人の文章で書いてあるとすっと入ってくることがあります。(この記事の内容も、きっとどこかに溢れている情報かもしれませんが、違う人が書いていれば誰かにとって有益になるはずだ、と思って書いています。)

5.期間をおいて読む

4.本を閉じてから数ヶ月〜1年後くらいに、もう一回読みます。前までわからなかったところも、もしかしたらわかるようになっているかもしれません。

僕自身、理論書はいつもチャーチ・モードでつまずいていたんですが、色々な曲を聞いて研究しているうちに、だんだんとその使い方がわかってきました。そうしてもう一度理論書を読んでみると、「なんだ、そんなことか」と簡単に理解できるようになりました。

ここで読み返してもまだわからないところは、また期間をおきます。一度にすべて理解する必要はありません

まとめ

HowTo本は一回読んだだけで到底理解できるものではありません。全体を眺めて、繰り返し読んで、実践してみて、経験を積んで、また読んでみる、という長期スパンで付き合っていくべきです。

そこまですると、本の内容を「理解した」というよりは、本の内容が「身についた」というレベルに持っていくことができます。

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