ピアノと、Twitterと、スピッツと、Kさん。

たまには自分の昔話でも書いてみます。

2017.02.11(Sat)

芸工大の卒展に行ってきました。行きは3時間半、帰りは5時間ほどかかってしまった。雪道怖い。

今回会いたかった人が二人いて、一人は事情で会えなかったのだけれど、もう一人(以降、Kさん)は無事に合流して、作品の説明をしてもらいました。

卒展と、作品のフライヤー
卒展と、作品のフライヤー

Kさんの作品はボードゲーム(写真のIslangle)で、ルール考案、設計から、デザイン、イラストまで一人で。なんだその技術!! 子どもたちが楽しそうにプレイしていたので、僕は触れていないのですが、普通に遊びたい。

Kさんのデザインというか、色使いや絵柄が非常に好みで、毎年年賀状を交換してもらったり、昔twitterのアイコンを書いてもらったり、とにかく色々書いてもらいました(笑)

2007.12 – 2008.03

そもそもの出会いは、中学3年生のときでした。

部活を引退した後、受験までの期間を穴埋めするためにピアノを練習し始めました。よく、小さい頃から習っていたの?と聞かれるのですが、ちゃんと始めたのはこの頃ですね。本来なら受験勉強の期間なんでしょうが、受験は余裕だと思っていたので勉強そっちのけでピアノを練習しました。

電子ピアノについてきた楽譜の曲(トルコ行進曲とかエンターテイナーとか)や、当時ハマっていたコブクロの曲を練習していたんですが、12月だったかな、音楽の授業で先生が「マリオの無敵状態」のBGMをピアノで弾いてくれて。ゲームの音がピアノで再現できることにえらく感動して。そこから「マリオピアノ」を練習し始めました。

マリオピアノ弾いている人は世の中にはいっぱいいるわけで、「マリオ ピアノ 楽譜」のキーワードで検索していると、たくさんのブログやサイトがでてきました。そこで、kantakuさんというマリオピアニストのブログに出会います。

書いていてすごく懐かしい気持ちになっています。それでもって、まだブログが当時のまま存続しているのすごい。

kantakuのピアノ日記♪マリオピアニストへの道/ウェブリブログ

そんなkantakuさんの日記をきっかけに、ピアノ友達もネット上にできて、僕もピアノ練習ブログを始めました。その流れで知り合ったのが、今も交友のある色悠さんや、前述のKさん。Kさんはある日僕のブログにコメントをくれて、それがどんな内容だったかは覚えてないけど、めちゃくちゃ嬉しかったのは覚えています(年下の女の子だったので)

僕のブログは当時月間2万PVくらいあったので、なにげにネット活動最盛期だったかもしれない(笑)何を書いていたかはほとんど覚えていません。動画を撮る技術は無かったのですが、電子ピアノからパソコンのマイク入力にケーブル直挿しして、録音したのをアップしていたような気がします。

2008.04 – 2011.3

しかし時の流れは残酷ゆえ、僕もブログをすっかり放置し、コメントもぷつりと途絶え、そのまま高校生活を送っていました。

高校2年生の頃かな、twitterがクラス内で流行りだし、僕もヘビーユーザーに。当時は一日100ツイートもするようなアホみたいな使い方、いわゆる「Twitter廃人」になっていたのですが、高校3年生の頃からその秘めたる可能性に気づき、外向きに使うようになりました。

そんなとき、どこからたどり着いたのか、ある日突然Kさんから「もしかしてピアノブログのエアリーさん(当時のハンドルネーム)ですか」とリプライが来ました。さすがに一字一句までは覚えていないのですが、めちゃくちゃ嬉しかったのは覚えています(年下の女の子だったので)

そこからはtwitterでの親交が始まり、冒頭の「アイコンを書いてもらう」というような依頼もできるようになりました。Kさんの方もピアノを続けていたみたいで、代わりに好きな曲を譜面おこししてあげたり。

 

当時非モテ、どちらかというとコミュ障だった僕は、「もはや、これは運命の出会い!?」と思わずにはいられなくなり、Kさんの存在に抱く好意がだんだん大きくなっていきました(我ながらキモいな)。

2011.4 – 2013.3

そんな彼女のツイートにはさすがに敏感になっており、「スピッツのつぐみめっちゃいい」というつぶやきを受けては、僕もスピッツのつぐみを聴きました。

当時専門学校生だったのですが、後輩にスピッツファンがいて仲良かったので、「おいお前、とげまる(※つぐみ収録のアルバム)貸せや」と半ば強引にCDを強要。チェリーとかロビンソンとかももちろん好きだったけど、スピッツにちゃんとハマりだしたのは実はこの頃からです。

「これ以上歌詞にできない(※スピッツ「恋する凡人」の歌詞の最終文)とかやばい」というつぶやきを受けては、恋する凡人を聴き、本当にキモいけどKさんのおかげでスピッツにドはまりしたのが記憶に新しいです。

 

とは言いつつも、Kさんはネット上の友人で会ったこともなければ、顔も見たこともない。ここまで来たらさすがに会いたい(キモい)、と思っていた矢先、なんと大学進学に合わせ隣県に引っ越してくると!それが冒頭の山形芸工大でした。めっちゃ個人情報晒してしまってごめんなさい。本人はあまり露出を望んでいないような気がするので、拡散だけはしないでください、、絶対だぞ。

2014. Summer

そんなわけで、(たぶん)2014年前の夏(偏った愛が最大限に膨らんでいたとき)、「海岸をスピッツ聴きながらドライブしたいですね」とか(キモい)メッセージをやりとりしながら、それは実現しなかったのですが、ついに山形で会うことになりました。何を喋ったかまるで覚えていませんが、めちゃくちゃ嬉しかったのは覚えています(年下の女の子だったので、というのを抜きに)。

2017.02.11(Sat)

あれからいろいろあって、今は僕自身もコミュ力あがって、人と話すのが好きになって。そんなタイミングで今回の卒展に行けることになって。(キモい)偏った愛も無く、フラットに、Kさんを尊敬して、感謝している状態で、また会いに行けました。雪道がひどくて滞在1時間くらいで、お話できたのも15分くらいだと思うんですが、大切な人であることに変わりはなく、おみやげと感謝を渡せて満足でした。

 

今は実はそこまで親交はなくて、今回も何ヶ月かぶり、下手したら1年以上ぶりに連絡を入れました。たぶん、今後もこの距離感、もしくはもう少し離れた距離感が続くと思いますが、音楽が楽しくなったのも、スピッツを好きになったのも、Kさんのおかげで、本当に感謝しています。

人生は色々な出会いやきっかけがあっておもしろすぎるな。

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