移動中にイヤホンで音楽を聞かない3つの理由

ハヤシユウ(@884yuu)です。地方ではあまり見かけないのですが、都会へ出るとイヤホンで音楽を聞きながら移動している人が多いな、という印象を受けます。僕は移動中ほとんど音楽を聞かないのですが、その理由についていくつか考察してみます。

大音量にしてしまう:耳を痛める!

外に出て音楽を聞いていると、知らず知らずのうちに必要以上に音量を上げてしまいます。特に電車やバスに乗っているときは、エンジン音や路面の振動が伝わってきて、音楽が全然聞こえなくなりますよね。

歩いてるときでも、街の中には騒音がたくさんあります。行き交う人の会話、車の通過音、デジタル広告、などなど・・・。とにかく家にいるときより確実にイヤホンの音量を上げてしまいます。これはみなさんもボリューム調整で大きく感じるのではないでしょうか。

すでに知られているように、イヤホンで大音量で音楽を聞き続けるのは聴力悪化につながるとされてしまいます。これは特に音楽の仕事に携わる人にとっては致命的です。

2. 危険な音に気づかない:事故に遭うかも!

万が一のことを考えると移動手段はなんであれ、自分から聴覚情報をシャットアウトしているのは危険です。

たとえば、頭上のビルで建設工事をしていて、何かの手違いで資材が落ちてきたとします。上にいた大工さんや周りの人たちがとっさに「危ない!!!避けて!!!」と叫びます。イヤホンしてたらそんな危険な状況にも気づかずそのまま事故に遭ってしまうかもしれません。

歩いてるうちは自転車よりも視野も広く、すぐに止まることも方向転換することも簡単なので、とっさの対応はできますが、耳も活かしておくことでさらに事故の危険性を軽減できます。

自然の音をのがしてしまう:もったいない!

街を歩いていても、山を歩いていても、常に世界は音であふれています。それも、ランダムで唯一無二な音です。二度と同じ音が聞けることはありません。風のささやきであったり、人の話し声であったり、足音や雨音だったり。なんでもそうですが、自然や生活が作り出す音はその場限りの音。そういった音に耳を傾けることで、どんどん感性が磨かれていくような気がします。

作曲のセンスを磨くためには、まず周りの音を注意して「感じてみる」ことが大事だと思っています。 もちろん、すでにあるカッコイイ音楽を聞くことがもっとも近道なのだと思います。ただ、それは家で聞くか、外ならライブやスピーカー等で聞くべきであって、外にいるときは外の音を聞いてあげるのが一番。直接作曲には関係のない音だとしても、自分の肥やしになるはずです。

また、人工音(踏切の音や、電車の発車メロディー、救急車両の音、など)に関しては「なぜその音を設計したのか?」ということも同時に考えることができれば、これらの音も立派な教材になります。

 

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